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【ヒロアカ】手のひらのぬくもり※トリップ【相澤/轟/爆豪】

第2章 #2 住・生・楽



「こんにちは、高崎祥さん。雄英へようこそ!」

小さな手を大きく広げながら、根津校長は言った。
想像していたよりも、ずっと小さい。




「こ…こんにちは」

余計なことはこれ以上言うまいと、言葉を慎重に選んで返す。
そんなことは無駄だと思っていても、身構えてしまう。


「そんな怖い顔をしないで。少し、お話しに付き合ってもらえるかい?」

校長はそういうと、ひょぃっとセメントスから飛び降り、応接室へと歩いて行った。



まだ何も答えてない…。





そんなこと考えていると、背後から相澤が声をかけてきた。

「行くぞ。」
「え…あ、はい…。」


拒否権は無いようだ。
他の教師陣も、何も言わずに私を見ている。


警戒…されているのかな?





背中に痛い視線を感じながら、応接室へと向かった。














「では、改めて!!雄英へ、ようこそ!高崎さん!」
「はい…」

なんでそんなにルンルン話してるんだろうか。
誘導尋問みたいな雰囲気が醸し出てる。


これは、警戒しないわけにいかないでしょ。





「肩の力を抜いてもらえるかい?君のことが知りたいんだ。」
「いや…私のことって…」

(この人から聞いてるんじゃないのか。)

横目でちらりと相澤を見る。
相澤は、まっすぐ校長を見ていて、視線をあわせるきは無いようだった。




「相澤君は、ちゃんと君に関する報告書をくれたよ。」
「!?」


心を見透かされたように、校長は話し続ける。


「でもね、あの日何があったのか、君が誰なのか、僕は君の口からききたいんだ。」

「そう…ですか。」

なんだか少し怖いな。
目の奥が笑ってない感じがする。

小さいその動物に、私は大型のクマのような威圧感を感じた。







”部外者”





きっと彼の中で、私は今こう思われてるのかな。









隙があればすぐに近くにヒーローたちがいる。
隣にはイレイザーヘッド。
捕縛布もある。





ごまかす理由もないし、ともかく、この威圧感がたまらなく嫌だった私は、自分が起きた出来事と、今までの人生について話した。












途中、大学生以降の話をしたときに、相澤が嫌な顔をしたのを見逃さなかった。

だって、本当だもん。
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