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黒と白と、赤と、、、【ONE PIECE】

第3章 新しい生活


んー、お昼にはまだ少し早いな、、、
何しよう。


部屋に帰って少し休んだけど、やっぱり暇で、勝手ながら洗濯でも手伝えたら、と思って洗濯室へむかう。

断られたらその時はすぐ諦めよう。





ーガチャ





扉を開けると、1人、部屋の隅に蹲ってる人がいた。
その人に話しかける。





『あの〜、もしお邪魔じゃ無ければお手伝いさせて欲しいんですけど、、って、えぇ!?』

「!?」

『ちょ、え!大丈夫ですか!!』





蹲ってた人に近づくと、その人は顔色が真っ青で、少し肌に触れたら人肌よりだいぶ冷たい。





『大変!ちょっとここのタオル借りよう。
少し待っててくださいね!すぐにマルコ兄さん呼んできますから!
あ、気持ち悪くなったら我慢しないでくださいね!!』

「あ、いや、俺は、、、」

『じゃあ、すぐ戻るんで!』





私は冷え切ったその人をふかふかのタオルでくるんで、部屋を飛び出した。



マルコ兄さんの部屋に行く途中、食堂に寄る。






『サッチ兄さん!スープとか残ってない!?』

「ん?どうしたそんなに慌てて。まぁ、あるにはあるが、、、」

『水筒みたいなのに詰めて私にくれない?
なんかすごく体が冷え切って顔色が真っ青な人がいるの!
マルコ兄さんに伝えてきて、帰りにまた寄るからその時に貰う!』

「お、おう。わかった!すぐ用意する!」

『お願い!』





人とぶつからないように気をつけながらマルコ兄さんの部屋に飛び込む。





『マルコ兄さん!大変なの!早くきて!!』

「落ち着けよい。どうしたんだ?」

『洗濯室に顔が真っ青で体が冷え切って具合悪そうな人がいるの!
とにかく、マルコ兄さん一緒に来て!!』

「病人か。わかった!」






 

私はマルコ兄さんと一緒に走って、サッチ兄さんから水筒を受け取り、洗濯室へ駆け込んだ。
そこにはさっきの人が私が包んだタオルから出てきて、それを畳んでた。







『ダメですよ!じっとしてないと!
マルコ兄さん呼んできました。あとこれ、スープです。
飲めそうだったら飲んでください。』

「あ、いや、俺は、、、」

「ん?…ナミュール?」



スープを引き気味に眺めながらその人はマルコ兄さんに気がついて、

「マルコ…助けてくれ、、、」

そう言った。
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