第3章 新しい生活
「俺たちは海賊だと言ったろう?
もちろん、一般的に見たら俺達は犯罪者な訳だ。
だから、俺たちを捕まえようとする組織がある。」
『あ、わかった。それが海軍?
マルコ兄さんが初め、私に聞いたでしょ?』
「そうだよい。あん時は悪かったねぃ。」
『ううん。もういいの。』
「そりゃ、ありがとな。
…で、その海軍だが、、、マークはこんなやつで、一般兵はお前が1番最初に着てたような服を着てる。
そして、背中にでっかく【正義】って書いたコートを着てるやつがいたらそいつはそこそこ強い奴らだよい。
コートを着れるのは海軍将校の奴らだからねぃ。」
『…そうなんだ。』
「ま、俺達はかなり名の通った海賊だ。
ちょっとやそっとじゃ負けねぇから安心しろよい。」
マルコ兄さんは力強く私の頭を撫でた。
『じゃあ、海軍の人見つけたらすぐに逃げるね。』
「あぁ。そうしろよい。
特にヤバいのは、最高戦力と呼ばれる3人の大将達だ。
えーっとな、、、1人は真っ赤なスーツ着たおっさんで、厳ついヤクザみたいな顔した帽子被ったやつ。
もう1人は黄色のスーツ着てサングラスかけた、語尾が伸びまくってるやつ。
最後の1人は青のカッターシャツに白のベスト着て、チャリ愛用してて、頭爆発してて、アイマスクデコに着けて、さらにいつもやる気無さそうな女好きのタラコ唇だ。」
『…その人たち本当に大将?』
「あぁ。あいつらは強いよい。」
『…最後の人の紹介、半分以上悪口じゃん。』
「本当にそんなやつだ。」
…なんとなく会ってみたくなるような言われようだな。
「特に俺たちが狙われる理由としては、俺達は四皇と呼ばれる海賊の一角だからだ。」
『四皇?』
「新世界に皇帝のように君臨する、四つの海賊団って意味らしい。
ウチの他に、百獣海賊団、ビッグマム海賊団、赤髪海賊団ってのがいる。」
『…私、本当にすごい海賊船に乗ってるんだ、、、』
「そりゃ、オヤジは最強だからな!」
戦った姿も何も見たことないけど、とにかくこの船の人たちはめちゃくちゃ強いんだろうな、、、