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黒と白と、赤と、、、【ONE PIECE】

第3章 新しい生活


「にしても、サッチ、昨日お嬢が筋肉痛になるほど連れ回したのか?」

「いや?んー、距離にしたら大体15キロくらいじゃないか?」

『15キロ!それは筋肉痛になっても仕方ない。」

「「いや、ならねぇだろ。」」




は?
2人してそんな不思議そうな顔しないでよ、、、




「15キロって、一瞬じゃねぇか。」

「菜々美、体力ねぇな〜。」

『いや、普通は15キロも歩くことないから。』




海賊船の普通を一般人に押し付けないで欲しい。




「勉強も大事だが、体力も少しはつけとかないとな。」

『…走るの、多分私遅いよ。』

「それなら尚更だ。
悪い奴に会ったら逃げないとだからな。
走るのは必須だ。」

『ゔ…』




2人が隣で聞いてるだけで嫌になるようなメニューを話し合っている。
2人にバレないようにそーっと食べ終わった食器を下げて、食堂から出て行った。
























もちろん、菜々美が居なくなったことには気づいてる2人は、、、




「歩いただけで筋肉痛って、、かわいいなぁ。」

「海軍だと一瞬でも疑ったのが馬鹿みたいだ。
マルコが聞いたらあの眠そうな目ん玉ひん剥いて驚くぜ。」

「あぁ。違ぇねぇ。」

「それにしても、妹ってのは何しても可愛いもんだ。
さっきの俺に怒ったあと見たか?
喋らないって言ったあと、頑張って俺のほう見ねぇようにしてたんだぜ?
あれで反抗してる気なんだからなぁ。」

「あぁ。あれは本当に可愛かった。
それに、バレてねぇと思って音立てないように食器下げてる時。
ここの椅子高いから、着地する時すげぇ真剣で、、、あー俺マジでヤバい。
あの子が来てまだ2日なのに、菜々美に男できたら発狂しそう。」

「ククッ、サッチ、お前面白いこと言うなぁ。」

「うわっ、オイ、イゾウ!銃しまえ!」

「おっと、思わず、な。」

「まぁ、あぁ見えてマルコも大分菜々美にゃ甘いよなぁ。」

「菜々美との勉強時間取るために昨日根詰めて仕事終わらせてたもんなぁ。」

「初め超警戒してたから罪悪感もあるんだろうしな。」

「長男もタジタジだな。」




ケタケタという笑い声の中、部屋に1人準備をしている長男は、一つくしゃみをしたとか、しないとか。
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