第3章 新しい生活
「船の案内はこれくらいでいいか。
えーっと、これからどうすっかな〜。菜々美、なんか気になることないか?」
『うーん、、、あ!
私まだ8番隊の隊長さんに会ってない!!』
船に乗せてもらうんだし、挨拶くらいしなきゃ。
「あー、8番隊、、、
いや、8番隊隊長はまだ待て。」
『え?どうして?挨拶くらいしなきゃ、失礼じゃない?』
「ん〜、、、8番隊の隊長はな、ちと照れ屋なんだ。
もう少ししてからにしてやれ。お前がここに居ることは知ってるし、悪いやつじゃないから大丈夫だ!」
『うーん…そういうことなら、、わかった。』
そうだよね。
そりゃ、人見知りな人もいるだろうし、1600人も居たら、急に私みたいな得体の知れない人間が入ってきて嫌だと思う人もいるかも知れない。
あんまり自惚れないように、節度を持って過ごさなきゃ。
「よし。
じゃあ次は、、、お!丁度いいところに!!
マルコ!!船の案内は大体終わった!次なんか考えてるか?」
「サッチか…案内ありがとよい。
菜々美、今日は色々と疲れたろ。晩飯まで適当に休んでろよい。」
『うん、わかった!
サッチ兄さん、マルコ兄さん、ありがとう!』
「「おう!/よい!」」
私は部屋に入って、2人と分かれた。
部屋の中をもう一度見回して考える。
この部屋、大きいけど、私荷物何もないからなぁ。
いつまでもイゾウ兄さんやハルタ兄さんの服借りてる訳にはいかないし…
その、、下着とかも困るし///
次の島でどうにかしようにも、、私、お金持ってない…
マルコ兄さんに言ったら何かお仕事貰えるかな…
でも、やっぱり来たばっかりの私に任せられる仕事なんてそんなにないよね、、、
食事とかは厳しそう…なんか出来そうなこと、ないかな…
あ!
掃除とか!掃除や洗濯くらいなら任せてもらえるかも知れない!!
次会った時お願いしてみよう。