第3章 新しい生活
『…ナースさん達がNo.2って、そういうことだったんだ。』
「…そうだよい。怒らせらマジでヤバいよい。」
ナース室の廊下でそんなことを話す私達。
美人なお姉さん達が怒ったら確かに怖そうだな、、、
「じゃ、次はお待ちかね。菜々美の部屋に行くよい。
完成したらしいからな!」
『本当!ありがとう!!』
「ククッ、気に入って貰えると良いんだけどねぃ。」
私達は船大工さん達が作ってくれたという、私の部屋へと足を運んだ。
「お、マルコ。来たか。」
「あぁ。」
『あれ、ジョズ兄さん?』
父さんの部屋から歩いて少しのところにジョズ兄さんがいた。
「ハハッ、ジョズ兄さんか、、、いいな!」
「あぁそうだ。言ってなかったな。
ジョズのことの隊は船大工がおおいんだよい。
菜々美の部屋を担当したのもコイツらだ。」
『!そうだったんですね!!ありがとうございます!』
「気に入って貰えると良いがなぁ。」
そう言ってジョズ兄さんは私にドアを開けるように促した。
私は少し大きなドアを開けて中に入る。
『わぁっ!』
アンティーク調のクローゼットに、少し大きめのベッド。
窓の下には使いやすそうなデスクがあって、窓を開けると洗濯物が少し干せるようなスペースもある。
奥にはシャワールームもあって、とっても広い。
『良いんですか!こんなに広くて綺麗なお部屋!』
「あぁ!是非使ってくれ!」
『ありがとう!!』
私は部屋の中に入って、くるくると周り、中を見てまわった。
一通り見たのを見計らって、マルコ兄さんが口を開く。
「そろそろ昼飯行くか。
飯食い終わったら船内の主要なとこだけでも案内するよい。」
『…この船、広いから覚えられるかなぁ。』
「この部屋からの道順なら大丈夫だ。
オヤジの部屋と隊長の部屋、食堂と大浴場、トイレ、あと甲板への行き方は看板立ててる途中だからな。」
『そんな至れり尽くせり…』
「いいんだ。俺たちが勝手にやってるだけだ。
みんな妹ができて嬉しいんだ!」
ジョズさんはニコリと笑って頭を撫でてくれた。