第8章 次なる島は
「菜々美!早く!!」
『待って!あとちょっと!!!』
今日は美香とカフェに行く約束をしてた。
さっさと課題になってたどこかの大学の過去問を終わらせてスクバを引っ掛けて靴を履く。
『なんだか美香とカフェなんてすっごく久しぶり!』
「はぁ?何言ってんの?先週も行ったじゃない。」
『え?そうだっけ?』
だって最近はそもそも島に降りてない。
ずっと深海にいたから………?あれ?、、、島?
「もう!勉強しすぎてボケてるの?」
『うーん、、、なんか変だけど…ま、いいよ!
早く行こ!』
私は青空の下、制服のリボンを翻しながら走った。