第7章 魚人島
『しらほし!』
「菜々美様!おかえりなさいませ。」
私はしらほしのところまで走っていって、思いっきりベッドに飛び込んだ。
こんなに大きなベッドは見たことがなくて、私なんかすぐに埋もれてしまう。
『ふふふ』
「ふふ…菜々美様。
紹介したい方が居るのですが、、、」
『?うん。』
「あの、、、驚かないでくださいね。
大丈夫ですから、」
『うん?』
「…メガロ」
しらほしは不安そうな表情を浮かべて、誰かの名前を呼んだ。
「…シャーッシャーッ!」
『わ!!』
サメ!?
「菜々美様!大丈夫です!
メガロは優しい子なので食べたりしません。
私のお友達です。」
「シャーッ♪」
メガロ、と呼ばれたとっても大きなサメはしらほしに撫でてもらうと嬉しそうに体を捩る。
「メガロは元ネプチューン軍のペットなのです。」
『へぇ…メガロ、よろしくね。』
「シャーッ!」
私もメガロを撫でると、しらほしの時と同じように体を揺すって喜んでくれているように見えた。