第7章 魚人島
『っぷはっ!!あ〜気持ちよかった!!』
「ふふ、でしょう?」
「…あ!!サッチ隊長!また来てくださったんですね!!」
「キャー!マルコ隊長まで!!」
『あ!兄さん!!』
私たちが顔を上げると、ナミュール兄さんを囲んだ兄さん。
?どうしたのかな、、
「菜々美!お前なんてカッコしてんだよい!!
んな肌見せんなよい!そしてそのままでサッチに近づくな!!」
「な、俺だけじゃねぇよ!
にしても…菜々美、、、いいモン隠してたんだな〜」
『いいもの……はっ!』
パシャ
サッチ兄さんがニヤニヤしながらこっちを見てた。
その視線は私の胸元に注がれていて、顔が沸騰したかのように熱くなった。
私は急に恥ずかしくなって両腕で胸元を覆い海の中に潜った。
…周りに人魚さんたちしか居なくて忘れてたけど、私今すごい格好してたんだった///
『…』
少しの間そうしていたけど、息が続かなくなって浮かぶ。
目と鼻だけ海面から出してじとりとサッチ兄さんを睨む。
「菜々美、もっと船でも足とか出してもいいんじゃねぇか。
ほら、目の保養とk『サッチ兄さんのえっち!!変態!!!』
私は思いっきり水を兄さんにかけて、人魚さんに沖の方へ連れて行ってもらった。
後ろでリーゼントが崩れたとか騒いでたけど知らない。
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「うぉぉぉぉ!人魚達に見せようといつもより時間かけてセットしたリーゼントがぁぁぁ!!」
「うるせぇよい。今のはお前が100パー悪い。」
「同感だ。」
菜々美に海水ふっかけられてしんなりと下を向いたリーゼントを手で抑えているバカサッチ。
あの状況であんなことをいうバカにつくづく呆れる。
「でもよぉ〜あの顔と性格であのスタイルは反則だろ!
俺らの妹やばくね!?」
「そういう問題じゃねぇだろい!!」
確かに、、、着痩せする方だとは思ったが…
「お、マルコ。今やらしいこと考えてたろ?」
そう言って嬉しそうにこっちを見たフランスパン。
濡れてしおれていたそれを俺は思いっきり潰してやった。