第7章 魚人島
「菜々美ちゃん?着れたかしら?」
『え//あ、、えっと、着れ、たんです、けど///これ、、、』
シャン!
「あら、ピッタリね。
ふふ、似合ってるわ♪」
『や、、、ちょっと、これ布の面積が///』
「えー?魚人島では子供の頃からみんなこんなものよ?」
『うそ…』
だって、、、だって、これ、、、
『ビキニ……』
「さ、行きましょう!
水中は気持ちいいわよ〜」
『わっ!』
と、ここに来る時と同様、駆け足でお姉さんの後をついて行った。
「お待たせ〜!」
「あ!帰ってきた!!」
「きゃー!やっぱり綺麗!!」
『あ、』
「さ、さ、泳ぎましょ!」
『わっ!』
手を引かれるまま、私は水中に飛び込んだ。
肌に触れる冷たい水が心地いい。
「菜々美、楽しんでこい。
溺れたとしても俺がすぐに助けられる。
それ以前に、、、まぁ、これだけ人魚が居れば溺れることも無いだろうが…」
『う、うん』
「さぁ、菜々美ちゃん!行きましょう!!」
この格好は恥ずかしかったけど、水中だし、周りは人魚さん達ばかりだし、、、
…せっかく魚人島に来たんだ!楽しまないと!!
『はい!』
私は珊瑚の壁を蹴ってみんなが集まっているところまで泳いでいった。