第7章 魚人島
「わたくしも、、、わたくしも菜々美様とお話しできてとても楽しゅうございます。
あの、、菜々美様はわたくしよりも、歳上だとお聞きしました。
わたくし、菜々美様ともっと仲良くなりとうございます。
…ですから、その、、、姫と呼ばないで下さい。」
『…ですが、、、』
「…わたくし、お友達はメガロしか居ないのです。
このように人と長くお話しする機会も少ないので、わたくしと姫としてではなく、お友達としてお話しして仲良くなりたいです。」
『しらほし姫…』
しらほし姫様は膝を抱えて顔を埋めてしまった。
…私も、、、友達に、なりたい…
『私でよければ、、、お友達になろう。
えっと、、、しらほし//』
「はい!
ありがとうございます!!菜々美様!」
『えっ!待って!!しらほしも様付けも敬語も禁止よ。
私もそうなんだから。』
「えぇ!?そんな、急に…!」
『じゃあ私も姫様って呼ぼうかな、、』
「それはダメです!」
『それなら、ほら、、、』
私はニコニコと笑いながらしらほしに詰め寄る。
「菜々美………様//」
『あー!』
「こ、これは、、わたくし他人の方を呼び捨てで呼んだことがないのです//
敬語も外したことがなくて、、、」
『…じゃあ、ゆっくりでいいから、いつかは外してね?』
「はい!頑張ります!!」
私はしらほしと友達になって、お部屋にあったお菓子を食べながらひたすら話し続けた。
歳の近いはじめての友人。
楽しくて楽しくて仕方がなかった。