第7章 魚人島
「グララララ、悪いなネプチューン。
それに、、、ジンベエ、久しぶりだな。」
「この島がお主に受けとる恩恵に比べたらこれくらい、どうってことないんじゃもん。」
「そうですよオヤジさん。気にせんで下さい。」
少し落ち着いたところで酒を飲み交わしながら話すのは国王、ネプチューン。
白ひげ海賊団船長、エドワード・ニューゲート。
それに加え、ジンベエ親分こと、王下七武海海峡のジンベエ。
そこに近寄るは、彼らよりひとまわりかふたまわりか小さい3つの影。
「ニューゲート殿、ご無沙汰しております。」
「貴方の旗のお陰で魚人島はいつも平和でミ〜ファ〜ソラシド〜!」
「本当に感謝しているのです!ウ〜マンボ!!」
「グララララ!王子達か!立派に成長したもんだなァ。
前に会った時はまだガキだったか?
全く、歳をとると時間が経つのも速ぇもんだ。」
王子達もそこへならい、白ひげへの挨拶を交わす。
白ひげはひとりひとりと言葉を交わした後、1人足らない子の数に気づき、酒を飲みながらネプチューンに問う。
「…ネプチューン、お前んとこの娘はまだあの塔の中か。」
「そうじゃもん。…胸は痛むが、、、あぁするしか確実にしらほしを守る手立てがないんじゃもん。」
「…我々が父上のように立派な騎士になれば必ずやしらほしを自由の身にし、守って参ります!」
「そのために毎日訓練を惜しまないのでソラシド〜!」
「しらほしは我らが命に変えても守るんでウ〜マンボ!」
「…妹を守る気持ちってのは、どこにいても変わらんもんだな、、、ウチにも最近、娘ができたんだ。」
「何?あれだけ船に女を乗せたがらんお主がか?」
「別に女を乗せなくねぇわけじゃねぇよ。
戦闘員としては乗せねぇってだけだ。…オイ、ちと菜々美呼んでこい。」
「了解だ!オヤジ!!」
白ひげは近くを通ったクルーに菜々美を呼ばせ、再び盃を煽った。