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黒と白と、赤と、、、【ONE PIECE】

第5章 新世界の航海


「菜々美、でもあんまりマルコには乗るなよ?」

『え!何で…』






サッチ兄さんは指を立てて真剣な顔をしてそういう。

でも、、、また空、飛びたい………







「落ちたらどうすんだ!!見てるこっちがヒヤヒヤする…」

「誰が落とすかよい!!」







サッチ兄さんのリーゼントを思いっきり叩くマルコ兄さん。
サッチ兄さんは負けじと応戦する。









「別にお前は落ちても溺れるだけだからいいがよぉ、、、菜々美はそういうわけにゃいかねぇだろ。」

『私泳げるよ!マルコ兄さんの方が危ない!カナヅチなんでしょう?』

「いーや、ダメだ。マルコは落ちても俺たちが引き上げるだけでいいが、菜々美は落ちた時点でヤバい。
あんな高いとこから落ちたら泳ぐとか何とかの問題じゃねぇ。」

「だから、俺が落とさねぇって!」







ぎゃーぎゃーと言い合う2人。
うーん、ちゃんと考えたらサッチ兄さんの言う通り、泳げるかな問題ではないのは確かだな、、、
確かにあの高さから落ちたら水面はコンクリートの強度だ。
心配してくれてるのも分かる。

でも、空、飛びたい…













「グララララ!
まぁ落ち着け息子たち。
2人の言い分もわかる。」







父さんがそう言うと2人は黙ってそちらを見る。
私もそばにいる父さんを見上げて話を聞く。








「それならこうしよう。
マルコが菜々美を乗せて飛ぶのはこの船の上の領域だけだ。
それならサッチもいいだろう?
どんな高さから菜々美が落ちて来ようが受け止められねぇ貧弱な野郎はこの船にゃ乗せてねぇからな!」

「…それなら、まぁ……菜々美!マルコに乗るときは絶対俺にも言いに来いよ!」

『わかった!』

「そしてマルコ!そもそもお前は絶対に落とすな!死んでも落とすな!!」

「だから落とさねぇつってんだろうよい!!!」












そうして私は空中散歩の権利という、最高に贅沢な権利をを得た。
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