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黒と白と、赤と、、、【ONE PIECE】

第5章 新世界の航海


「グララララ、菜々美。能力者見たのは初めてか。
バケモノだらけの新世界じゃ初な反応も新鮮だなァ。」

『父さん…』




甲板に出てきた父さん。
私は吸い寄せられるように父さんの元へと向かった。
父さんは自然に私を膝の上に乗せてくれて、落ち着かせるように優しく背中を撫でてくれる。





「マルコ、見せてやれ。」

「よい。」






そう言うと、マルコ兄さんはあっと言う間にさっきの青い鳥に変身して空へ飛び立った。







「グララララ、綺麗なモンだろう?
アレは不死鳥、如何なる攻撃も炎と共に回復する。
マルコの力だ。」

『不死鳥…』







スタンと元の場所に降り立つマルコ兄さん。
その姿は再びいつもの人の形。
私は父さんの膝から降りて、マルコ兄さんの元は向かう。









『兄さん。』

「よい?」

『あの、、、もう一回乗せて欲しい…』

「クク、お安い御用だ。
ほら、背中乗ってろよ。」

『うん。』








するとマルコ兄さんは不死鳥の姿に変身して空高くに飛んだ。





どんどん高く飛んでいく。
…流石に怖い。











『兄さん、ちょっと怖い。』

「ん?そうか。じゃあちと下がるよい。」

『うん。』








マルコ兄さんはゆっくりと下降していき、モビーの周りをクルクルと回る。









『すごい!本当に飛んでる!!』

「気持ちいだろ?」

『うん!…マルコ兄さんあったかい。』

「ん?俺か?」

『うん。ぽかぽかして、ふわふわしてて、兄さんの背中気持ちがいい。』

「ッハハ、そりゃ初めて言われたよい。」

『ねぇ、また乗せてくれる?』

「いつでもいいよい。」

『やった!ありがとう!!』







「オイ!マルコ!!そろそろ降りてこい!!」









下から誰かが呼んでいる。







「そろそろ戻るか。」

『うん。』








ふわりと兄さんは甲板に降り立つ。
私は初めて空を飛んだ。ふふふ、空を飛ぶって気持ちいいな。





「グラララ、楽しかったか?」

『うん!すごいね!悪魔の実!!』

「この海にはわんさかこんな奴らがいる。
もちろんこの船にもだ。機会があれば見せてもらえ。」

『うん!』



父さんはそう言って私の頭に手を乗せた。
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