第2章 目覚めた先は
コンコンコン
マ「親父!俺だよい!」
白「マルコか。入れ。」
白「血塗れで倒れてた女の話だろう?」
マ「あぁ。そうだよい。…服装が海兵のそれとそっくりだったんだよい。」
白「ほう。」
マ「ただ、海軍の紋様がないのと、下履きがスカートだった。
それに、お世辞にも鍛えてるとは言えないような筋肉のつき方だった。」
白「血塗れだったと聞いたが、怪我人か?」
マ「いや、それが手足に少し擦り傷があるだけで、あんなに血塗れになるほどの傷はなかった。
だから、恐らくあれは、、、」
白「返り血、か。」
マ「あぁ。なんかの能力者かも知れねぇ。一応サッチに海楼石の錠掛けさせて、地下牢に放り込んでる。
俺は今からあの女の持ちもの漁ってみるよい。
海兵ならそれっぽいなんか出てくるだろう。」
白「グララララ、そうか。
ご苦労。頼むぜ。」
マ「あぁ!」
マルコは親父、と呼ぶ大男の部屋から出て、自室に向かった。