第4章 初上陸
コンコンコン
『マルコ兄さん!私!』
ガチャ
「!菜々美か!?」
『わっ』
マルコ兄さんは勢いよく扉を開けて私を迎えた。
…びっくりした、、、
「お前、起きたのか。
大丈夫なのか?」
『え?うん。…昨日ごめんね?
お酒飲んでそのまま寝ちゃったって。』
「は?酒?」
『?父さんからそう聞いたから、、きっと迷惑かけたんだろうなって。』
「あ、あぁ。そうか。…いや、気にするなよい。」
?
いつになく慌てている兄さん。
そんなに酷かったのかな、酔った私。
「あぁ、それで、、、こんな朝からどうしたんだよい?」
『あ、そうだ。父さんがマルコ兄さん呼んできてって。
自分の部屋でシャワー浴びに行くついでにって頼まれたの。』
「そうかい。わざわざありがとうな。」
『うん!じゃ、またね!』
そう言って私はマルコ兄さんの部屋から出て、自室のシャワールームへと入った。