第4章 初上陸
「ックク、マルコ、いい仕事したな。」
イゾウは空に向けてそう言う。
すると、青い炎を纏った長男ーーーー不死鳥マルコが姿を露わす。
「あぁ。不思議がっていたが、流石に空からという考えは浮かばなかったようだねぃ。」
そう、マルコが能力で酒瓶を上で支えていたのだ。
菜々美からは丁度酒瓶で死角になるから。
イゾウはマルコが飛んでくるところを見て、瞬時にその意図を察し、菜々美に持ち上げてみるように促したのだ。
もちろん、全てお見通しだったこの男。
オヤジこと、世界最強の海賊。エドワード・ニューゲートは息子と娘の行動が可愛くて仕方がない。
その男は上機嫌で酒を煽り、言った。
「グララララ!マルコ、イゾウ!よくやった!!!」
「「あぁ/よい!!」」
3人の大人の男達の話。