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黒と白と、赤と、、、【ONE PIECE】

第4章 初上陸


『ビスタ兄さん。』

「お、菜々美。よかったな、みんな喜んでるぞ。
野郎共の厳つい顔がゆるゆるだ。」

『ふふっ、ビスタ兄さんのお陰。島では本当に色々とありがとう。
…ビスタ兄さんは好きな食べ物わからなかったから、島で隠れてお花買ったの。
ビスタ兄さんにぴったりだと思って。』

「!本当か!綺麗だな。
ピンクの薔薇にかすみ草か。」

『うん!薔薇といえばビスタ兄さんでしょ?』

「ハハッ、そりゃ光栄だ。
…それに、【感謝】の花とは、なかなか粋なことするなぁ」

『!花言葉知ってたの?』

「もちろんさ。…大切にするよ。ありがとう。」

『ふふ、どういたしまして。』





花束をビスタ兄さんに渡して、隊長最後の1人…そして最大の謎。
マルコ兄さんの元へパイナップル片手に向かう。

もう一度サッチ兄さんの方を見ると、無言で頷かれた。

…本当に大丈夫かな。







『マルコ兄さん。』

「ん、どうした?」

『あのね、いつも助けて貰ってるから、お礼に買ってきたの。
好物だって聞いて…』

「っ!パイナップルかよい!!」

『えっ!…う、うん。』







凄い食いつき。
…そんなに好きなのか…







「久々だから嬉しいねぃ!!食っていいのか?」

『え。あ、、うん。』

「よし、じゃ、いただきます!」

『あっ!』





バリッ!






「ん?どうした?」












本当に…食べた。











「ぎゃっはっはっは!!
見たかお前ら!!今の!ギャハハハハハ!!!」











サッチ兄さん筆頭の隊長たち、そしてそれを囲むクルーたちの豪快な笑い声が看板を包む。
そっちの方向を見ると、どうも私とマルコ兄さんを見て爆笑してるらしい。


…正直それよりも私はマルコ兄さんの好みが気になる。






『マルコ兄さん、パイナップルそのまま食べて口の中痛くないの?』

「ん?いや、全然。」

『マルコ兄さん、パイナップルって皮むくの知ってる?』

「あー、、、知ってはいるが、このまま食った方が美味いし、皮剥いたら実も減るから勿体無いだろい?」

『えぇ……いや、普通硬くて食べれないよ、、、』

「そうか?」






あれ?そうだよね??
パイナップルって皮むくよね???
ん?もしかして私がおかしいのか?
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