第9章 第七夜
『カノ•••もう限界なの?』
そう訊くと、カノはコクコクと必死に首を縦に振る。
『早すぎない?まだ そんなに時間たってないよ?』
お仕置き開始から、まだ 5分程度だ。
カノ「もっ、ムリ•••お願い、やめっ•••」
荒く 呼吸しながら、言葉を紡ぐカノ。
目尻には涙が溜まっている。
『そう言われると•••もっとやりたくなるよねー。』
イヤイヤと首を振るカノを無視して、俺は再び カノに手を伸ばした。
カノ「あっははははは あっダメ!ひぃ、ムリ!もっ限界!ははっはははははは!!」
俺の手があるのは カノの横腹。
いわく、「くすぐり攻撃」。
『まいった?』
カノ「うんうん!まいったまいった!!参りましたあ!!!」
『それだけ?』
カノ「っ•••もう、や やめてください、お願い•••します!!」
まぁ、ここら辺で許してやるか、と手を離す。
カノ「はぁ、はぁ•••」
グッタリと肢体を投げ出すカノ。
俺は カノをそのままにして、1人でリビングへ向かった。
まったく、俺のことを可愛いだのなんだの言うからこんな目にあうんだってのw
ちょっぴり 気分をよくしながら、俺はニヤニヤと歩みを続けた。
•••••そのころのカノ
カノ「って•••カイトにいちゃん待ってよ!!」