第6章 第五夜
『クロハ?』
クロ「お、やっと来た。」
やっとって、まだ6時前ですが?
•••まぁいいや。
『へぇ、部屋 綺麗になってる•••ホントに掃除してたんだ。』
クロ「もちろん、カイトが 遊んでくれるって言ったんだしな。」
『ん•••で?何して遊ぶの?』
クロ「うーん•••寝る?」
『俺 まだ 眠くない。』
そう言うと、クロハは 眉間にシワを寄せて 俺を見た。
クロ「そっちの意味じゃなくて•••」
『はあ?あっちの意味なの?』
クロハはコクッと頷く。
『俺 一応ノーマルなんだけど?』
クロ「どっちでもいける方でだろ?」
まぁ、そうだけど。
『でも•••ねぇ?』
クロ「ほら、いいから早く!!」
『うあ?!!?』
腕を引かれ、クロハの上に覆い被さる•••と言うか、押し倒す形になる。
『ちょっ、何して!?』
慌てて退けようとするが、首に腕を回され 動けなくなる。
『おい、クロハ!!』
クロ「うるさい」
そう言って クロハは俺の唇を塞いだ。
もちろん唇で••••••
『ふっ••••ぁ••ゃめ•••!』
クロ「じゃあ、カイトからやってよ」
唇を離して クロハが言う。
『は!?なんで•••』
クロ「もう我慢できない」
クロハは艶めいた 色っぽい表情で俺に言った。
クロ「カイト•••シて?」
••••••理性 持たないかも。