第6章 第五夜
クロ「ぁ•••ふ••••んっ•••!」
『んっ••••••』
クロハは顔を赤くしながらも、俺を求めて•••
俺は 体が動くのに任せ、クロハの身体を犯していく。
ああ、昼はシンタローとしたのに、またこんなこと…
クロ「なに•••考え••てんだよ•••!」
『•••別に?』
クロハは 荒い呼吸をしながら、俺の唇を塞ぐ。
『ク••ロハ?』
クロ「•••うるさい」
『ぇ?』
クロ「カイト」
『んぅ•••!?』
クロハは俺の歯列をなぞり、上顎をくすぐり、舌をジュルリと吸って、甘噛みして…暴れまくる舌に意識が 軽く飛びかける。
唇を離し、銀色の糸がプツリときれた。
俺とクロハは ハアハアと肩で息をしながら、呼吸を整える。
『クロハ•••なんで 急に•••?』
クロ「お前が•••俺のこと、見てない••から。」
見てない?
クロ「俺は•••っお前が好きなのに、お前は•••」
『っ!』
クロ「だから、今だけでも 俺だけを見て欲しいのに•••他のこと考えてて…」
『クロハ•••』
クロ「お前が、俺を好きじゃないことは知ってる。でも、今だけはっ•••」
俺は クロハを抱きしめた。
『ゴメン•••俺、お前のこと 傷つけてた』
クロ「•••」
『ホント•••ゴメン•••』
好きになれなくて「ゴメン」
クロ「••••••お前が 「こういうこと」に慣れてて、好きじゃないやつでも 抱けるのは 知ってる•••」
『うん•••』
クロ「でも、お前が まだ、恋愛として本気で好きなやつがいないのも知ってる。」
『?•••うん。』
クロ「だから、俺は まだ諦めない。」
『ぇ?』
クロ「絶対 俺に惚れさせてやるから、待ってろ。」
クロハは そう言って いつもの傲慢な笑みでニヤッと笑った。
───────────────────────
クロ「••••••で、なんで触るばっかで挿れてくれねぇーの?」
『あー、いや、ゴメン』
クロ「ククッ、まぁ、いいけどさ••••••すぐにその気にさせてやるから」
『え、ちょ、まっ…わああッ!』