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灰色噺〜ハイイロメモリーズ〜 『カゲプロ』の話

第6章 第五夜


『シンタロー?』

シン「?!ああ、カイトか。」


『何してんの?』


シン「き、今日はエネが いないからな•••ネットサーフィンでもしようかと。」


『へえ?』


俺がカイトを見ると、笑っていた•••••それも、真っ黒に•••


まさか、既にばれているのか?!

如月 シンタロー18歳。今日は、エネがいないため、秘蔵画像フォルダの封印を解くつもりだった。


ああ、さらば 秘蔵画像フォルダ•••至福のひとときよ。


『そんなに秘蔵画像フォルダを見たいんだ。』


シン「なっ!」

こいつ まさか、セトと同じ能力を?


『いや、全部口に出てる。』


シン「っ•••••俺のバカぁ!!」











しばらくして•••••



『落ち着いた?』


シン「ああ、なんとか。」


『で、シンタローは なんでそのフォルダをみたいの?』


い、言えるわけない。

抜くため•••だなんて。



『溜まってるのかな?』

そうそう•••って、

シン「また•••口に出てた?」


『いや?予想してみただけ•••だったんだけど、当たってたみたいだね?』


ああ、俺のバカ•••




『•••て•••か?』

シン「え?」



見上げると、カイトは 少し微笑みながら、俺を見つめていた。


『だから•••••』



カイトは 妖艶な表情で口を開く。



『俺が 抜いてやろうか?』


•••は?

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