第6章 第五夜
『えっ?女子会?』
エネ「はい!」
モモ「今日から泊まりで 明日まで、私の家でやるんです!」
キド「ということだ•••しばらく 留守番を頼む。」
「ああ、それと•••」と、キドは付け足す。
キド「セトはバイト、ヒビヤは 用事があるらしいから、明日まで アジトには お前とシンタローとカノ•••あとクロハしかいないからな。」
『ん、コノハは?』
マリー「コノハは ついてくるって。」
『女子会なのに?』
マリー「うん、いっぱい話したいことがあるんだ!」
なんとなく 腐のにおいが•••気のせいか?
キド「俺たちは そろそろ行くぞ。」
『そっか、楽しんでこいよ!』
クロ「カイト?なにしてんだ。」
『うわっ!??』
背中が 急激に重くなり、振り向くと 案の定クロハが 背中にのしかかっていた。
『クロハ、重い•••退けて。』
クロ「えー、や『クロハ•••?』はい退けます。」
クロハは 退けたあとも、ジーーーっと俺を見つめている。
『どうかした?』
クロ「最近•••俺 カイト不足だ。」
『は?』
クロ「だって おかしいだろ?俺は お前がいるからここに来たっていうのに、お前と会話したのって 1回だけだぜ?」
そう言って クロハは、何かを期待するように 俺を見る。
俺は、クロハが伝えたい事を理解し、笑いそうになるが、クロハは気づかなかったようだ。
クロハは もっと俺を構って、と言いたいのだろう。
全く、かわいいヤツ。
にやけそうになる顔を 必死にポーカーフェイスで隠しながら、俺はクロハに聞く。
『•••で?』
クロ「•••!その•••」
『クロハの 言いたいこと、よくわからないんだけど•••もっとわかりやすく言って?』
イヤ、まぁ すっごくわかりやすい言い方だったけどねwww
クロハは 口をパクパクしている。
さて、この後は どんな反応をするのかな?