第15章 第十夜、丑の刻
カポッ、と軽い音を立てて開いた容器の中。
男は その中身を指ですくい取り、カイトの後ろに塗りつけた。
そのまま 焦らすように穴のまわりをなぞる。
『んッ…ァ……ふっ、ぅ…』
「……そろそろいいかのぅ?」
つぷりと入り込むゴツゴツした指。
跳ねた腰に卑しい笑みを浮かべながら、男は奥へと指を進めた。
しばらく 秘部をほぐしていた男は、すでに息を乱しているカイトを見下ろし、はち切れんばかりのイチモツを取り出した。
「少し早いかもしれんが、構わぬよな…?」
興奮に息を荒げ、自分を見下ろす男に、カイトはうっすらと笑みを浮かべていた。