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【呪術廻戦】愛され少女は特級呪霊

第6章 語彙絞りペア


〜 じゅじゅプラス 七海 視点 〜


その日の昼時間、五条さんのオススメであるレストランへと行ったのだが、妃翠の好きなサラダはメニューに存在しなかった。

「 ヤー! 」

「 でしょうね。弁当を持ってきてますので、此方をどうぞ 」

「 マンマー! 」

「「 弁当!? 」」

そう驚かなくてもいいでしょう。
背中側に掛けるポーチを持っていたのだから、中に何かしら入っていても可笑しくはない。

色々動いた為に、弁当の中が滅茶苦茶になっていないか心配だったが、花柄の風呂敷を開け、蓋を開けた妃翠が笑顔になった為に、安堵する。

気持ちを表すように触覚は動き、その様子を見た後、彼女の分と注文していたサラダを手元に寄せ、口へと運ぶ。

「 えっ、七海って…お弁当とか作るんだ。いつ? 」

「 いつって、朝ですけど 」

そんなに意外そうな顔をする彼等を見た後、今朝の事を思い出す……。

「 さて、お弁当を作りましょうか 」

遊園地なら普段通りに必要だと思い、冷蔵庫からサニーレタス、キャベツ、ほうれん草、ヤングコーン、モロヘイヤ、彩りにミニトマトを取り出し、
ほうれん草、コーンとモロヘイヤは茹で、水色の弁当箱の中へと一口サイズに手で千切った葉野菜を入れ、
コーンとトマトを飾り付けする。
端の方に種無し葡萄を3つほど添え、白い花模様の蓋を締め、フォークとセットでバンダナで包む。

此れで出来上がりです。
後はポーチの中に野菜ジュースを数本、ウエットティッシュ等を入れ持ち運ぶだけですね。

「 たいした物は作っていませんよ。美味しいですか?ヤングコーンもお好きですよね 」

「 マー! 」

「「( 七海さん/七海が…ちゃんとママをしてる )」」

潰れたトマトによってついた口元の汁をウエットティッシュで拭き、食べる様子を見ていれば口元を抑えて笑いを隠し切れてない五条さんは、スマホを向けてきた。

「 今度、朝に家に行ってその光景を動画にしてネットに上げていい!? 」

「 よっぽど切り刻まれたいのですね 」

「 ごめん、冗談だって 」

「「( 絶対、本気だった )」」

朝の光景を見なくてもいいでしょうに。
私は、妃翠の保護者なのですから、そのぐらいしますよ。


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