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【呪術廻戦】愛され少女は特級呪霊

第8章 ※超えた一線


〜 じゅじゅプラス 妃翠 視点 〜


何故、五条もママも目を隠してるのだろうか?

「 マー! 」

「 ん、なんですか? 」

高等という学校で、いつもの部屋にいるママの膝へと座って、向き合って手を伸ばし丸い眼鏡みたいなのを、取ってみた。
軽く首を動かして傾げたのを見て、やっぱりママは無い方がいいと思うんだけどな。

「 ママー! 」

「 だから、急になんですか… 」

此方のほうがいつものママだと認識して、首へと抱き着けば呆れながらも頭を撫でてきた。
直ぐに手から眼鏡を取られて、着け直してたけどね。

別の日

「 ……( 寝てる )」

今度は五条の目を見てみたいとコソッと探せば、ソファーに横たわって寝てるのを見て、ちょっと感動した。

この人、手足長いな…ナナフシみたい。

「( ハッ!目が見れるんじゃ!! )」

今なら目が見れるかも知れないと思い、そっと近付いて布へと触れようと手を伸ばす。

「 寝込みを襲うなんて感心しないなぁ 」

「 マァッ!? 」

ガシッと掴まれた右手に驚けば、そのままグッと引かれ、腰を片腕で抱かれれば、いつの間にか五条の腹の上へと乗っていた。

「 俺の顔でも気になった? 」

「 マー( なんで顔隠してるのかなー?って )」

頷けば、五条はクスリと笑い手首を掴んでいた手を上げ目元を隠す布へと人差し指を当て、下へと下げた。

「 いいよ、見せてあげよう 」

じっと見詰めていれば、五条は布を首まで下げ、長いバシバシの睫毛に、ビー玉のような瞳は私と目があった。

「 パッ… 」

「 パ?どう、俺ってカッコイイでしょ? 」

「 パパッ! 」

こんなに格好いいなら、パパに間違いないと思い軽く笑えば、横で物を落とすような音が聞こえた為に五条と共に目線を向ければ、額に青筋を立てたママがいた。

「 五条さんが…パパ?認めませんよ 」

「 ははっ、俺も七海が奥さんとか嫌だな。ホモじゃないし 」

「 当たり前でしょう。それに妃翠、上から退きなさい 」

「 良いじゃん、妃翠は俺の寝込みを襲いに来たんだよねー。襲っちゃお 」

「 ……は? 」

強く抱き締められ、五条に頬へと唇を押し付けられた事に、ママの機嫌は更に悪くなっていた。

私、この二人がママとパパでもいいんだけどな…。



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