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【呪術廻戦】愛され少女は特級呪霊

第6章 語彙絞りペア




「 絶対勝つぅぅぅうう!! 」

「 おりゃりゃりゃりゃァァァァアア!!! 」

真希とパンダが何してるのかな?と見に行けば、ワニワニパニックで二人同時に並んで勝負していた為に、あれはもう放置して大丈夫だな、と判断して、
俺と妃翠は、新しい遊具の方へと行く。

「 マーマー! 」

「 しゃけ 」

コーヒーカップに指を差した妃翠に頷き、順番待ちが必要無い為に、中へと入り薄緑色のカップへと座れば大人組がやって来た。

「 七海〜、俺達も乗ろうよ〜 」

「 嫌ですよ。乗るなら一人で乗ってください 」

「 ほらほらー、乗った乗った 」

何故、七海さんも誘うのか分からないが強制的に乗せられ不機嫌そうな七海さんの前に、五条さんは楽しそうに腕まくりをする。

「 パンダ!私等も乗るぞ! 」

「 おー、いいな!誰が一番良く回るか勝負だな 」

真希とパンダは其々に一人ずつ乗れば、スタッフさんは少し困惑してるも、アナウンスを流したあと、音楽と共にコーヒーカップは周り始めた。

「 ウヒャァァ〜!! 」

「 ……… 」

背後で思いっきり乱回転してる五条さんのマグカップを腕を組んだまま平然と乗ってる七海さんが凄いと思っていれば、左右では真希とパンダも同じぐらい回転してた。

でも、俺達は余り回さず楽しんでいる。

「 ママッ 」

「 しゃけしゃけ 」

ニコニコして、薄い髪を靡かせる妃翠を見てると下手に回す必要は無いと思った。
メリーゴーランドもそうだけど、彼女はきっとそのままの速度を楽しみたいんだと思う。

「 いやー、楽しかったね! 」

「 …そうですか 」

終わった後に清々しい五条さんと、青褪めてる七海さんを見ていれば、妃翠は俺の元を離れて、彼の服を掴み、コーヒーカップへと指を向ける。

「 ママー!マーマー 」

「 乗りませんよ 」

「 折角だし、乗って上げたらいいじゃん 」

「 はぁ、分かりました。一度だけですからね 」

五条さんに押され、七海さんは妃翠ともう一度乗り直していた。
その様子に少しだけ、胸の当たりがチクンと傷んだ。

「「( 棘…フラれたな )」」

 


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