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【呪術廻戦】愛され少女は特級呪霊

第6章 語彙絞りペア


〜 七海 視点 〜


「 さーて、そういう事だから、今日から高等の所有地になったからじゃんじゃん楽しんでね! 」

「 高校生にもなって遊園地とか楽しめるかよ… 」

「 そうか?俺は楽しみだなぁ!着ぐるみと間違えられて、中々アトラクション乗れないからさ 」

「 しゃけ 」

あれから3日後。

壊した遊具はまだ撤去中の為に使えないが、他の場所なら遊べると、
この遊園地を本気で買い取った五条さんによって、
高等の1年生組と、妃翠の保護者として私が同伴する事になった。

楽しそうなのは買い取った本人と、パンダ、狗巻くん、妃翠ぐらい。
禪院さんと私は、二人して顔が死んでいた。

「 マァーマァー! 」

「 ほぉーら、妃翠も遊びたくてウズウズしてるじゃんか。他のお客さんは居ないし、スタッフは高等の関係者だから問題はない!! 」

寧ろ、人手不足の関係者をこんな場所に派遣しなくとも…と思うが、普段は当たり前のように他の一般客へ公開するみたいですから、その前の点検を兼ねてでしょう。
もし、二人が除霊し損ねているものがいたときに対処出来るようにと…。
いないと思いますが…。

「 まぁ、妃翠が遊びたいなら仕方いよなぁ。真希、諦めて付き合ってやろうぜ? 」

「 チッ…仕方ねぇな。んじゃ、片っ端から乗っていくか! 」

「 めんたいこ! 」

「 マー!! 」

なんやんかやで楽しそうな禪院さんを見て、彼等がいるなら私は離れた場所で見ているだけで済みそうですね。

掛け走り始めた禪院さんを追い掛けるメンバーを遠目で見ていれば、五条さんはニヤニヤとしながらやって来る。

「 七海も遊べばいいのに〜。妃翠と親睦を深めるチャンスだよ? 」

「 必要ありませんよ。いつも居ますし 」

「 なにその勝組の発言!!まさか、一緒にお風呂入ったり…寝てたり…? 」

「 如何だっていいでしょ。離れないですから 」

「 え、マジ?…羨ましい… 」
 
此方は迷惑してるんですがね。 
疲れた後に、自分以外の者をお風呂に入れる必要もあり、着せ替えすら今だに手伝わなきゃ着てくれないし…。

子育ての大変さを痛感してるぐらいですよ。



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