第3章 金髪はママ説
※この話から、本編と関係の無い妄想話が希に入ります。
箸休めとして楽しんでください。
〜 じゅじゅプラス 七海視点 〜
「 パンツを履いてください! 」
「 マーマー! 」
風呂上がりにパンツを履かせようとしても、全力で拒否される。
何故、26歳にもなって子供用のイチゴパンツなんて握り締めきゃいけないんですか!?
それもこれ、五条さんが趣味で買ったやつでしょ。
良くこれを店で平然とした顔で買えましたね…
いや、私も初日は人の事は言えませんが…。
目の前には嫌がって尻を向けて蹲ってる妃翠の姿がある。
「 フーーー…… 」
怒っても仕方ないと深く息を吐き、風呂上がりで下った髪を軽く掻き上げ、告げる。
「 パンツを履いて下さるなら、モロヘイヤを茹でて差し上げますよ 」
「 マッ!! 」
其れまで嫌がってた雰囲気ががらっと変わり、此方を向き、立ち上がればパンツを履きたいとばかりに片脚を上げた為に、やっと履かせれると安堵し、パンツを脚へと通し履かせ、
残りのキャミソールを着せれば、キラキラした目を向ける。
「 分かりました。明日買ってきます 」
「 マッ!! 」
明日と言った瞬間にパンツ脱ぎ捨てて床に叩きつけた事に、額へと青筋が立つ。
「 チッ…分かりました。買ってくればいいんでしょ。買ってくれば!待ってなさい!! 」
モロヘイヤの為に、21時過ぎにスーパーを周る事になるとは思わなかった。
栄養価が高い事で知られるモロヘイヤ、虫である妃翠には高級な葉野菜とでも思ってるのだろうか。
一度、興味本位で食べさせてから欲しがるようになったので困ります。
買いたいときに必ず売ってるものでもないので…。
「 モロヘイヤ…茹でましたよ 」
23時過ぎ、目的の野菜を入手した後に家に戻り、茹でた物を皿に乗せ渡せば、妃翠はウトウトと眠そうにしながら食べ始めた。
「 私が帰ってくるまで起きてなくてもいいですのに… 」
寝てくれてた方が逆にいいんですがね……。
「 七海〜。妃翠の好きな食べ物ってなぁに? 」
「 モロヘイヤですよ 」
「 へ? 」
お弁当の中
(茹でた)
キャベツ、サニーレタス、ほうれん草、アスパラガス、アブラナ、モロヘイヤ(等