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【呪術廻戦】脳裏に残るあの記憶

第6章 ※※いざ高専へ!


「………それでも守れる人は守りたい。」

「自分を犠牲にしてもか?不合格だ。」

学長さんの横にいたぬいぐるみが動き出した。ちょっときもいけど可愛いカッパみたいなぬいぐるみだ。

「え、人形が動いてる!可愛い!」

結花そこじゃないでしょ。と五条さんが笑いながら呟いた。

「「呪骸」人形だよ。私の呪が篭もっているがね。」

ドカン!
「いって!」

人形がいきなり手をグーにして殴りかかってきた。
咄嗟の反応だったが、上手く受け止められたみたいだ。

一撃が凄く痛い。人に、人以上のものに殴られたみたい。

「窮地にこそ、人間の本音は出るものだ。納得のいく答えが聞けるまで攻撃は続くぞ。」


なにそれ、もう私の答え言ったじゃん!


「だから!私はもう人が傷つけられていくのを見たくないから!人を守るために動きたいの!自分を犠牲にしたいなんて、そんな腐った感情持ってない!です!それに約束したの!いっぱい人を助けるって!」

「その傷つけられた人物が、君の親友だったからか?他人だったら気にしないでそんな感情は持っていなかったのか?」

「だー!もう!………アデッ!」

しまった。油断した。カッパ人形の攻撃をもろ顔に受けた。
右頬がとてつもなく痛い。

「呪術師は常に死と隣り合わせ。自分の死だけではない。呪いに殺された人を横目に呪いの肉を裂かねばならんこともある。
不快な仕事だ、ある程度のイカレ具合とモチベーションは不可欠だ。君の考えは至って普通。他人を守りたい?笑わせるな
まだ、自分の居場所を見つけたいと言われた方が納得がいく。」
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