第6章 ※※いざ高専へ!
恵君はもう面接は要らないらしい。ので私のみ。
面接部屋の扉を開けると見えたのは可愛い人形達とゴツイ人だった。
「こんにちは。」「ちわーす!」
「遅いぞ悟。お前は何度遅刻をするんだ?」
「まあまあ、別にそんな過ぎてないっしょ?いいじゃん。」
五条さんは軽く受け流すが、その場の空気がピキっとした気がした
「その子が如月 結花か?」
「あっ、はい。如月 結花です。さっき中学校卒業しました。お願いします。」
いらん事言ったかもしれないと、後で後悔した。
「何しに来た」
?なんだこの人そりゃ、面談……なにか裏が?
いや。深く考えすぎか、
「高専に入るための面談を………」
「呪術高専にだ。お前は呪いを学び、呪を祓う術を身に付け、
その先に何を求める。」
これまた難しい質問と来たもんだ。私はまだ呪霊についての知識は浅い。先読みした行動だって、呪力だってまともに扱えていないのだから。
「………ありがち見たいになりますが、自分を守るため、誰かを守れるようになりたいって思います。」
「何故。」
なぜ!?なぜっていわれてもなぁ、もうそれが理由だとおもうのだが。。
「事件、事故、病気。君の知らない人間が日々死んでいくのは当たり前のことだ。君はその他人も、呪が関与していなくても守れるようになれると言うことか?」