第6章 ※※いざ高専へ!
そうして、五条さんと私はいろんな観光地を巡った。
宇治抹茶のスイーツだったり、簪を買ったり、とにかく楽しい日だった。
そして、あっという間に東京へ。
高専の寮につくと恵君がいた。
「あ、恵君!久しぶり!お土産買ってきたんだ。あげる」
「久しぶり。さみし、、いやなんでもない。ありがとうな如月」
そう言って私があげたお土産を見た恵君はこちらを2度見した。
「お前、、趣味悪いな。」
「え……………」
私があげたお土産は京都限定の黒いクマの頭の上に湯呑みが置いてあるぬいぐるみキーホルダーだった。
「え、あ、でもお揃い!ほら!可愛いじゃん!ね?!」
「あぁ、そうだな」
恵君が少し笑った気がした。このクマ可愛いのになぁ。
そして
卒業式後
無事何事もなく中学校の卒業式が終わった。最後は親友との別れを痛い程惜しんだが、やはり高専にいくのが今の私にとって良い環境になるだろう、と改めて思った。
「卒業式おめでとう結花。」
「あ、五条さん。ありがとうございます。」
五条さんは私と恵君の卒業式のどっちともまわっていたらしい。
「さあ、今から結花は高専に入るために東京校学長との面接を受けにいくよ。まぁ頑張って!」
「面接………」
そんな固くなんないなんないー!と五条さんは固まる私を揺さぶった。