第6章 ※※いざ高専へ!
五条目線
結花と別れた後、
「何あれ彼シャツされてる気分。ちょー可愛い」
めっちゃ舞い上がっていた。あんな感じの服着てるの初めて見た。
萌え萌えキュン!
バシャン
湯船に思いっきり飛び込んだ。1人で入るのは寂しいな。
''アイツ''がいれば、少しは変わっていたのかもしれないのに。
「………はぁ」
少し長湯して、身体洗って風呂を出た。
髪乾かして寝室に戻ると結花がスヤスヤと寝息を立てて寝てた。
襲ってくれって言ってるようなもんだよね。
チュ
僕は我慢しておでこにキスするだけにした。
「ん、五条さん。あがったんでしゅか?」
「おはよ結花。呂律回ってないの可愛い。まだ朝じゃないし、今日は疲れたでしょ?ゆっくり寝てていいよ。」
「……五条さんありがとう。五条さんも早く寝てね。」
「分かったよ。おやすみ」
さて、結花も寝た事だし、少し東京校の様子を見に行くとしよう。
「やぁみんな!真希に棘にパンダに憂太!僕に会えなくて悲しかったでしょ?」
『いや全然』「おかか」「うーん……」
みんなうんとは言わなかった。先生ショック!
「えー?皆は恥ずかしがり屋だなぁ。そんな君らに今年から後輩が入るよ!しかも今んところ3人!恵に野薔薇に結花!」
「女2人に恵1人とかハーレムじゃん」
真希が言った。ほんとそれな?
「そんなんなりませんよ。」
「恵!」
ガラッと音がしたドアの向こうには恵が立っていた。
「まあね、そんなところだからよろしくね!って報告しにきた!じゃあ僕京都行くからじゃねー!」
『はぁ?』
と京都に戻ってきた。
そしたら結花が涙を流して寝ていた。
でもそれは普通の涙ではなく薄い赤の涙だった。