第6章 ※※いざ高専へ!
なんとか館を出れた。
「叔母ちゃん………五条さん。叔母ちゃんは何処に……」
「ここに居ると思ったんだけど、、道のりは長そうだ。縫条家。君はこの家系の血族に当る1人だ。この家系、術師の家系なんだけど、なかなか呪力を持つ子供が産まれなくてね。君と君のお母さん、叔母ちゃんと3人連続で呪力を持つ人が産まれたんだ。そりゃあ狙われるよね。さっき結花が言っていた花?の咲いたところ。そこを拠点に隠れていたんだと思う。きっと今も…………さっきの偽物は、君の先祖の呪いかな。三神とかいう奴はちょっと僕でも分からないが……」
「そう…ですか。」
まあまあ!と言って五条さんは
「荷物も一応全部持ってきたし!観光でもいこ!」
「………はい!」
私達は縫条の館から離れた。
三神(?)目線
やれやれ、逃げられてしまった。
悟もやはり一緒だった。この土日で追うことは出来ない。
「花御。行こうか。もうここに用事はないよ。あのおばあさんだって、ここには居なかったんだ。」
『夏油、ほんとうにいいのですか?』
「ああ。問題ないよ。私が居るってバレなかっただけでも十分だ。しかし、女装というものは疲れるんだね。あの如月 結花も見られたし、暫くは満足だよ。」
私達はその誰もいない館を後にして去った