第6章 ※※いざ高専へ!
結花目線
あれから1週間。特に何事もなく。土日に入った
五条さんから行くよと言われていた叔母の家に今日は訪れる。
なんだが緊張してきた。
その間、恵君は高専でお留守番だと。
凄いムスッとした顔で、五条先生には気をつけろ
と言われてしまった。
まぁ、何もないっしょ、と軽い気持ちでいた。
昨夜まとめた荷物を片手にして寮のへやを出た
「やあおはよう!結花。準備はできてるかな?」
「大丈夫です。」
「おっけ!じゃあ東京駅から新幹線に乗って観光の名所にいこうとしようか!美味しいもの沢山買おうね〜」
五条さんはウキウキした表情で、東京駅まで送って下さる伊地知さんの車に乗った。
「京都ですか。いいですね!」
伊地知さんはそう言った。
「伊地知さんにもお土産持ってきますね!いつもありがとうございます」
「ほ、ほ、本当ですか?!楽しみに待ってます」
「こらこら結花。そういうの僕にも言ってほしいな」
「自分で買えるじゃないすか。」
まあそうだけどぉー……と五条さんはほっぺを膨らませて言った
ハムスターみたいでちょっと可愛い
「ふふっ」
私が笑うと、伊地知さんがびっくりしたかのような声を出した
「えっ!今の結花さんですか?笑っているところ初めて見ました。楽しそうでなによりです!」
伊地知さんも微笑んでくれた。
「わっ………」
伊地知さんと会話していると五条さんが抱き寄せてきた。
「何2人で僕省いて話しちゃってんのー?悲しいぴえん。伊地知あとでまじビンタね。」
「な、何で………」
楽しいな。こんな日々が続けば、、、いやそう思うのは止めよう。
どうせ無くなるんだから
そんな会話をしているとあっという間に駅についた。
伊地知さんにお礼をし、新幹線に乗っている間は寝てしまった。
京都につくと五条さんが耳元で名前を読んできた。
ゾワッてなって起きてしまった
「結花起きて」
「わっ!?おはひょうございます」
「おはひょう!荷物運んであげるからとりあえず降りよ」
私達は駅からあるき、八坂神社の近くの家まできた。