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【呪術廻戦】脳裏に残るあの記憶

第5章 ※※初祓い


結花目線

私は恵君におんぶして貰った後、私の中の何かが、爆発しそうになった気がした。

「恵君……降ろしてお願い。」

「縺雁燕繧堤スョ縺?※騾?£繧玖ィウ縺ェ縺?□繧」

痛い、恵君は何か言ってるようだけど、全然聞こえない。周りの音も。私の声も。

痛い、身体中。全身が痛い

恵君に掴まる力さえ無くなって、私は転げ落ちた。

「おい!如月!!」

「ヤダヤダヤダヤダいやいやいや!!!やめてよ!!!!」

私の脳裏に、今までの記憶が全部写し出された。
頭が痛い、嫌な記憶だって、悲しい過去だって。嬉しい事だって。
全部が全部脳に描かれた。頭がかち割れそう

こんな身体で、こんな天与呪縛という呪を受けた身体で産まれてくるんじゃなかった。こんなに辛くなるのならいっその事死にたかった。

「嫌ああああああああぁぁぁ!!」

私は自分の腕を、血が出るほど強い力で引っ掻いた。



伏黒目線

「お前を置いて逃げる訳ないだろ!!」

俺は如月に向かってそう言ったが、如月は何も聞こえていないようだった。

「おい!如月!!」

どうにかして落ち着かせなければ。この如月の気配に冷や汗が出てくる。今近づいてはいけないって。

「ヤダヤダヤダヤダいやいやいや!!!やめてよ!!!!」

「嫌ああああああああぁぁぁ!!」

早く、早く早く早く!この学校から如月をつれてでなければ。




俺が戸惑っていると、真後ろには見慣れた碧い瞳の長身が立っていた。

「五条…………先生………」

「恵。早くこの学校から出て。子供は伊地知に預けてきたから。
大丈夫。僕は最強だよ?ね。信じてよ。絶対結花と恵の前に戻るから。」

「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」

「如月………分かりました。絶対助けて下さいよ。」
「それは私情かな?」
「私情です。なんとかして下さい」
「可愛い恵の頼みだ。任せなさい!」



俺はその言葉を信じて

この呪に溢れた学校から出た
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