第5章 ※※初祓い
しばらく 伊地知さん という方にお世話になるらしく、車にも乗せてもらった。
車の中では昨日よりも詳しい呪霊の説明を受けた。
私達の向かっている小学校は今も普通に学生が通って居るらしい。
だが、避難している生徒と避難していない生徒がいるとの事。
学校内に居るのは3年生の男女合わせて5人。
目標は5人の救助と呪霊を祓う事
予想される呪霊は3級らしい。
「さて、皆さん着きましたよ。今から帳を降ろします。くれぐれもお気をつけて。無理だと判断した場合逃げて下さい。」
「はい。恵君。行こう」
「おう」
私達が校舎内に入ると、床はベトベトした液体が蔓延っていて、歩きにくい状態になっていた。
それに、なんだか肌がピリピリする。
「うわ、、なにこれ」
「これは…呪力からできた粘液か?」
必死に歩いてようやく階段を登ると、2階以降は粘液がなかった。