第5章 ※※初祓い
恵君の部屋を出て、自分の部屋に行こうとすると、五条さんがいた。
「おはようございます」
「おはようー!結花あんま元気ないね?寝付けなかった?」
「いえ、大分、多分寝ました。」
「そっか。あ!そうそうコレ結花の高専の制服ね!まだ入学してないけど、これからはこの制服をきて任務とかに出てもらうから!」
そう五条さんが言うと、紙袋の中の制服をくれた。サイズもきっと丁度いいだろう。
「僕ここにいるから結花。着終わったら見せてー!」
私は少し微笑んで自分の部屋に戻り着替えた。
伏黒目線
あんなに取り乱して如月を置いてきてしまった。
津美紀。は俺の姉だ。前に呪いに呪われたのか。それ以降目覚めない。
「………………やっちまった。」
俺は一人、如月にしてしまった事を後悔しながら歩いた。
前からはご機嫌な五条先生が歩いてきて
「これから結花の初制服見るんだけど一緒に鑑賞しない?」
とキラキラした目で誘われた。
仲直り……できるチャンスかもしれないと思った
「……ついてきます。」
俺はまた寮の方へと五条先生の背中を見ながら歩いた。