第5章 ※※初祓い
寮の部屋に戻った。一人部屋は当たり前なのだが、皆と居た後だと流石に寂しかった。
お風呂に入ってご飯食べて、明日の用意をして後は、寝るだけだったのだが、どうしても怖くて寝付けなかった。
恵君のところに行って、少し話し相手になって貰おう。
私はそう思い、隣の恵君の部屋をノックした。
「こんな夜更けになんですか………?あぁ、結花か」
恵君は少しふてぶてしい顔でそう言った。
「ごめんね夜遅くに。ちょっと眠れなくて………話し相手になってくれない?」
「ん…………」
恵君は部屋のドアを開けて私を入れてくれた。部屋は整っていて、綺麗な落ち着く部屋だった。
しばらくの間、改めての自己紹介がてら、趣味とかについて深掘りしてはなしていた。
だが睡魔が襲ってきて、でも寝るのが怖くて、、、
私は少しの間隣で寝てくれないかと恵君に頼んだ。
「そろそろ眠くなってきたな。」
「あの、寝るのが怖くて、、ちょっと一緒に寝てくれないかな」
私がそう言うと、沈黙の時間が続けられ、最終的には一緒に寝てくれることになった。
私は恵君の隣で寝っ転がり、恵君にありがとう。とお礼を言って眠りについた。