第3章 2.崩壊
許さない許さない
この世界はいつも不平等であり平等だ。
あのとき、私と咲が早く学校を出ていればよかった?
私が引き取られたのが叔母だったら、また違ったのだろうか。
咲と出会わなかったら咲を守れたのだろうか?
今までの感情が爆発しそうだ。
「う゛っ、」
頭が痛い、、何か大事なあの時の叔母の抜けた言葉が、、母が言っていた最後に聞いた言葉が、、
術式 門前雀羅
何故これを今、私の全ての記憶の中から一言だけ出てきたのだろうか、正夢か?
あぁ、脳が焼けそう。
これを言えば、使えば?守れるのかな
五条目線
「闇よりいでて闇より黒くその穢れを禊ぎ払え」
さてと、帳を下ろす前に学校にいた避難させられるやつらは移動させたが、
「2人残ってるな」
しかも片方の方は領域はないが術式持ち。本人はまだ気づいてなさそうだな。だがもう時期気づく頃だ。
もう一方の方は、気絶中か?かなり重症、、とは言わないが、怪我をしているのに変わりはないな。
早めに見つけなければ。この学校は生得領域になっている。
ま、最強の僕にかかれば。と、言いたいところだがまあこれが少々厄介な。
さあ!早く移動しなければみんなお陀仏だ!