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【呪術廻戦】脳裏に残るあの記憶

第13章 兄弟


「なぁ、姉ちゃん大丈夫だったか?」

そう悠仁が問いかける

「問題ない。それより任務の危険度が上がった。オマエらはもう帰れ」

そんな急に電話だけで危険度が上がるなんて可笑しい、
「恵は?」

「俺は武田さんに挨拶して帰る。ほらイケっ!」

私達は恵に車の中へと押し入れられた。

「………気に食わないわね。追うわよ」
「おう!!」「りょうか!!」

ということで、夜がふけた今、私達は恵の後を追ってきた。
全然気づかない。どれだけ気を張っているのだろうか。

「ここまで気づかないとは」
「別に何でも話してくれとは言わねぇけどさ」
「せめて頼ってよ。友達でしょ」

そしたら恵はお姉さんのことについて話してくれた
津美紀さんは寝たきり。いつ呪い殺されるかわからない。

「だから今すぐ祓いたい」

私達は呪霊の元へ着くため、川を跨いだ


ズルルルッ

「出たな」「祓い甲斐がありそうね」「よーし!!」
いっぱい頭を飛び出している呪霊がいた。モグラ叩きみたい

『あ゛?』

また別の?!
この橋ってそんなにすごいところだったのか

「コイツは俺が祓う」

悠仁が別の呪霊を相手してくれている間に私達は呪霊を殴りまくった

グイッ

うわっ!またか!また飛ばされんのか!腕ちぎれるって痛い痛い!

「結花!!釘崎!!」

「問題ない。アンタはモグラ叩け」

「大丈夫。恵。信じろってば」




気がつけば真っ暗闇の中。野薔薇とは別の場所に吸い込まれたみたい
歩いても歩いても感覚が無い。あるのは視界と少しの感触だけ

壁もなく無の空間が続いたが、

ポツン

音がした。雨漏りみたいな音

「……ねぇ、呪霊でも何でも居ないの?出てきてよ」

そう促すも何も出てこない。
とりあえず音のした床を殴ってみると

いつかの光景が広がった
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