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あなたが愛してくれたら【R18】

第32章 6月11日 湊のマンション


履いていたショートパンツを下着ごと脚から抜き取る時に、小夜子がまた抵抗を見せた。
閉じようとする片膝を抑える。


「濡れてんの、もう分かってるし」

「……れて、無い。 お願い、恥ずかし……」

「確かに、こんなビショビショじゃ恥ずかしいかな」

「…………怜…やだ、見ちゃ、ダメ」

「見てるよ。 下着まで漏らしたみたいなの」

「っや」


がちゃ、と手首の金具の音が鳴った。
これじゃもっと小夜子が頑なになるかとも思いつつ、つい煽ってしまう。
小学生男子みたいな自分の心理に蓋をして、これは小夜子が可愛過ぎるからだと怜治は自分に言い聞かせた。


「小夜。 足開いて」

「外してくんなきゃ、やだ」


小夜子がふい、と顔を背ける。
やっぱり意固地になってしまった。

彼女を、見たい。
先ほど片足を避けた時にちらりと見えたが、恥骨の下のふっくらとした全体が濡れて光っていた。

またそこに舌を入れて探りたい。



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