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あなたが愛してくれたら【R18】

第2章 4月5日 高階家


「……紀佳、今日は?」


怜治の体の下になっている紀佳が潤んだ瞳で彼を見上げる。


『私が怜治くんのお母さんに、お姉さんになってあげる。 心も体も。 だから怜治くん。 私の事も慰めてくれる?』


怜治はそんな表情の母親を、随分と昔に見た事があった。

真夜中まで帰らない父を待ち、寂しげに微笑む彼女を彼は抱き締めた。



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