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あなたが愛してくれたら【R18】

第13章 4月29日 達郎の店


とはいえ、だ。

何で自分がこんな心配までしなきゃならない。


そんなのはどうだっていいんじゃないのか。
第一、一旦嘘をついたら雪だるま式に膨れ上がる。


怜治は自分の立ち位置を決めかねていた。


「母親と叔父さんって、随分離れてるんだな」

「ん? うん。 ひと回り位は」

「家は近かったの?」

「そう。 達ちゃん、頭も良かったし宿題とか押し付けて、随分な事したな」


そんな昔からか。


「俺とこういう設定なのって、親がうるさいからだろ?」

「う。うん。よくわかったね。 達ちゃんが、親に告げ口するから、監視役みたいなもん?」

「その歳だと、そりゃ心配するんじゃないの?」

「その歳って…いいけど。 でもそうだね。 仕事もあるしそんな気なんて、ないのに」

「…………………」

「高階くん?」

「トイレ」




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