第9章 ストック
小十郎様は正座をしたまま、眉間にシワを寄せたまま言う。
小十郎「政宗様が甲斐の忍びと共に、桶狭間に向かいました」
桶狭間といえば、桶狭間の戦いで織田信長が今川義元を西洋式武器で頭を打ったと有名だ。
優美「あの政宗様はそこに何をしに行ったのですか?」
小十郎「政宗様は真田幸村と好敵手同士、決着をしに行ったのでしょう」
私は立ち上がり小十郎様に言う。
優美「政宗様の居るところに向かいましょう」
小十郎「はい」
小十郎様と私は馬で桶狭間に向かった。
しばらくして馬を走らせてると、桶狭間に着き刀の交える音が聞こえて二人の見える位置まで行く。
馬を降りて政宗様は兜は被っていなくて、心配になり駆け寄ろうとするが右腕で小十郎様が止めて言う。
小十郎「行けば危険です、刀か槍で怪我をします下手をしたら死にます」
私はその場で戦いの行方を見ていた、戦いは互角で六層を抜いて鍔迫り合いになっていた。