第9章 ストック
私は頬に手をやり、熱を持っていて政宗様の顔をまともに見れない政宗様は眉間に、シワを寄せて言った。
政宗「風来坊さっきの嫌がらせか?」
政宗様はいつの間にか手には、刀を持っていて鞘から抜こうとしていた。
慶次「偶然だよ、祝言前だし争いはやめよう」
ため息を政宗様はつかれて、刀を鞘に収めて客室の方面に歩いて行ってしまった、慶次君は私の横に座り言った。
慶次「本当にごめん」
何を謝っているのだろうか? 私は首を右に傾げて言う。
優実「何を謝ってるの?」
慶次「いい空気感の時に、話し掛けてごめん」
さっきの政宗様が、顔を近くにあって口付けをしようとしていたことだろうか?
優実「別にいいよ、私心臓が壊れそうな勢いで鼓動が鳴ってた」
笑顔を見せると、慶次君は立ち上がり後ろ姿で表情はよく見えないが気持ちは前向きに、なっているような気がした。
優実「絶対に幸せになるよ、慶次君は家の継ぐの?」
慶次君は頷き何も言わないで、客室の方角へと歩いて行った。
私は自室に戻り、私はかんざしを眺めていると襖から小十郎様の声がした。
小十郎「優美姫様夜分遅くに申し訳ございません」
優美「どうぞ入ってください」
襖を小十郎様は開けて、その場で正座をしていた真正面に座り込み俯いてる小十郎様に話しかけた。
優美「どうかしましたか?」