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恋の花2

第6章 恋の花の蕾は膨らんで


次の日

今日も馬で瀬戸内に向かう、風来坊が俺に話し掛けてきた。

慶次「独眼竜」

政宗「何だ?」

髪が風来坊は跳ねていた、疲れてるのか? それとも寝相でも悪いのか?

慶次「瀬戸内遠いな、独眼竜は松永のところに先に行くか?」

政宗「いや、俺も瀬戸内に行く」

俺達は更に、馬を進めて大阪付近にようやく着いた。

夜警備を強めて、夕餉は昨日と同じ物。

一人で川付近に行き、考える。

昨日風来坊が言っていたことだ、俺のことを優実姫がどう思っているか考える。

風来坊と居た時優実姫は、可愛い笑顔を浮かべていた。

もしかしたら優実姫は、風来坊のこと好きなんじゃなら俺が恋の応援するか?

頭がもやが掛かる、包帯を巻いた手で岩を殴ると血がにじむ痛みが走る。

優実姫の笑顔が頭で、消えないまたあの笑顔を見たいと思ってしまう何だよこの気持ちは。

イラつく小石を拾い、川に投げ捨てると前から声がした。

???「おー怖い怖い、流石独眼竜伊達政宗俺様の気配に気がついたのか?」

前を見ると、真田幸村の忍び猿飛佐助がいた。

政宗「何の用だ?」

睨むと忍びが言った。

佐助「怖いなぁ、旦那から伝言」

真田幸村から? 戦宣言か?

佐助「必ずや優実姫を探し出したあと、戦をしましょうぞ政宗殿! だってさつまり優実姫を探せると言ってるだよ旦那はさ」

上等その挑戦状受けてやる。

政宗「真田幸村に言え、お前より先に優実姫を見つけて見せろそうすれば、お前に優実姫をやると言え」

ライバルに優実姫を渡すのは、イラつくから挑戦状を逆に叩きつける。

佐助「了解伝えるよ」

消えて行った、すると小十郎が後から話し掛けてきた息がきらして走ってきたのだろう。

小十郎「武田の忍びは何用でしたか?」

政宗「真田幸村からの伝言で、挑戦状だ」
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