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恋の花2

第4章 恋の花の芽


次の日

私は朝餉を手伝う為に炊事場に行くと、小十郎様が既にいて何か作っていた。

優実「小十郎様おはようございます」

小十郎「おはよう」

私は小十郎様の近くに行き鍋でお粥を作っているようだ。

優実「お粥を作っていたのですか?」

小十郎「政宗様が風邪を昨日の夜だったから今日も、無理に普通の食事という訳にはいかない」

そっかだからお粥を作っていたのね。

小十郎「すまねぇが兵士の食事を作ってくれないか? 手がまわらなくてな」

優実「はい、すぐに取り掛かります」

私はまず味噌汁を作り里芋を茹でて、野菜を切り里芋と茹でて下味を付けて魚を大量に焼く。

作り終わったのは一時間後で小十郎様は朝餉は、皆が食べ終わってから食べてた。

食べながら眉間にしわを寄せていたので不味いのかな?

優実「不味かったですか?」

小十郎「すまねぇ不味くない美味い、この後のこと考えててな」

この後のこと? 変わりに仕事をすること?

優実「この後とは? 差し支えなければ教えてください手伝えることならば、私手伝います」

小十郎「手伝ってくれるか? それはありがたい実はな政宗様の薬でな」

薬? 風邪薬ですか?

優実「薬がどうかしたのですか?」

小十郎「俺は竜だからこんな薬に頼らなくても直す! って言われる反抗すれば刀抜かれる、危ないったらありゃしない」

単純に薬が嫌いなだけ? いやいや子供じゃないからそんなことないでしょう。

優実「何故薬を飲まなんですか?」

小十郎「政宗様は薬嫌いのです恥ずかしながら」

そうなんだまぁ誰も完璧なんて人間は居ないし、誰だって嫌いな物があるしね私だって嫌いだし嫌いな人が多いと思う。

小十郎「政宗様の部屋まで着いてきてくれ、流石にオナゴの前で失態を見せられないだろう政宗様も」

私は薬と水を持って小十郎様と政宗様の部屋へと行って中に入ると政宗様は布団に入って、上半身だけ起こしていた。
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