第4章 恋の花の芽
政宗様は小十郎様の方を睨みながら見て言った。
政宗「小十郎何で優実姫を連れてきた?」
小十郎「オナゴの前では恥できないでしょうから」
政宗様は私の持っていたお盆を受け取り自分で、薬を飲んだ。 小十郎様は安心したような顔をしていた私と小十郎様は政宗様の部屋を出て、しばらく廊下を歩いて私が持っていたお盆を小十郎様が持って言った。
小十郎「後は俺がやるから優実姫は部屋に戻りください」
私は部屋に戻ると頭がくらくらする、頭は痛くないのに意識が失う何で? 私はその場に倒れてしまった。
しばらくして私が目が覚めた先は床が冷たい、それに畳じゃない何処? すると後から声がした。
???「姫はたしか北条の孫らしい、われが聞いた噂では天下一の美しい姫君だと噂は誠のようだ三成の嫁に来い、さすれば北条を助けよう」
私は顔を上げてその人の目を見る、嘘を言っている目だし私は別の人がいい添い遂げるならばもし叶うのであれば。
優実「私はあなたの三成って言う人に添い遂げる気はありません」
???「そうか・・・さすが肝が据わってて青き竜が好みそうな女だ」
私が奥州に人質として囚われてて、おじいちゃんと私の関係まで知ってるあなたは誰?
優実「あなたは誰ですか?」
大谷「われか? われは大谷吉継、大綱秀吉の部下で石田三成に使えてる」
秀吉? 戦陣覇王豊臣秀吉の部下ってことはここは大阪城?
優実「大阪城まで私を連れ出したのは、石田の嫁になれって話だけですか?」
大谷「いやそれだけではない、伝説の忍風魔小太郎を我が豊臣軍はほしいためだ」
私は単純におじちゃんの大切な者を奪う為に、豊臣軍に誘拐されたってこと? 私は目を真っ直ぐに見て言った。
優実「豊臣軍にけして入りません、北条軍は伊達軍との同盟をここで希望いたします」
私は横にいた風魔さんの配下の忍びに手紙を渡して忍びは消えた、大谷さんは私を冷たい目で見た。
大谷「では戦の準備をしよう、豊臣軍は小田原城を攻めて潰してかつての織田軍のように焼き払おう」
私はおじいちゃんに無事に手紙が届いたか心配になった。
次の日
私は何故か手首に紐をきつく巻かれて、戦場へと連れ出されていた小田原城に着くと北条軍だけの姿が見えて伊達軍は動いてくれなかったのかなと考えていた。