第4章 恋の花の芽
政宗視点
why? こんなに風来坊と優実姫が他の奴の前で笑顔になってるとイライラするんだ?
もやもやするなぁ、俺が覚えていない優実姫にしてしまったこと酔っていていくら考えても思い出せない。
小十郎「・・様・・様政宗様!」
小十郎の大きな声で我に返った小十郎は眉間にしわを寄せていた全く俺に何時も向ける顔は、その顔ばかりだ。
政宗「何だ小十郎」
小十郎「何だじゃありません、怖い顔をして風来坊と優実姫を見ないでください」
そんなに怖い顔をしてたか?
政宗「そんな顔してたか?」
小十郎「はい人を呪い殺しそうな顔をしていました」
再度風来坊と優実姫を見るモヤモヤする、剣の稽古でウップンを晴らすか。
政宗「剣の稽古してくる」
小十郎「しかし今外は雨が・・・政宗様!」
止めようとするが俺は廊下を歩き自室に刀を取りに行き庭へと行き剣の稽古をしていた。
着物が肌にくっついていたが関係ない、ひたすら雫を切り剣の稽古をする今頃真田幸村はどうしてる?
あいつは燃え滾っているだろうか? 俺はひたすら刀を振り回していた夕餉まで、夕餉が終わり外は晴れていた。
月は出ていて明るい夕餉まで剣の稽古をしていたから執務が溜まっていた、はぁ今日は徹夜か俺は基本執務が嫌いで逃げ出して小十郎に見つかり怒られている。
真面目にやらないと小十郎に怒られる、字がよく見えないぼやける何だかさっきから頭痛がする。
もう駄目だ頭が痛いクラクラする俺は執務室で意識を失った。